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- MX Nylonの特徴は何ですか?
- MX Nylonは、酸素や炭酸ガスに対して、PA6とPETよりも優れたガスバリア性を発揮します。高湿度環境下でも、ガスバリア性の低下は小さく、特にレトルト処理後でも良好なガスバリア性を保持します。これらの特長から、MX Nylonは、包装材料など、幅広い用途に使用されています。また、成形加工温度が、多くの材料とよく一致するため、既存のPA、PET、PP、PE等と組み合わせることが可能であり、共射出成形や共押出成形により包装材料向けの多層のボトル/フィルム/シート等に用いることができます。
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- MX NylonとPA6やPA66との特徴の違いは何ですか?
- MX NylonはPA6、PA66などと比較して下記の特長を有しています。
1.ガスバリア性に優れる
2.強度、弾性率が高い
3.ガラス転移温度が高い
4.低吸水性、低透湿性である
5.適度な結晶化速度を有し、成形加工性に優れる
これらの特長から、MX Nylonは、包装材料、成形材料など、幅広い用途に使用されています。
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- MX Nylonの化学構造は何ですか?
- MX Nylonは、PA6、PA66などとは異なり、主鎖中に芳香族環を有する脂肪族ポリアミドです。
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- MX NylonとMXD6は同じ樹脂ですか?
- MX Nylonとは、メタキシレンジアミン(MXDA)を用いた当社のポリアミド樹脂の総称です。MXD6とは、MXDAとアジピン酸との重縮合反応から得られる結晶性のポリアミド樹脂です。
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- MX Nylonはどこで製造されていますか?
- 日本とアメリカの2工場で製造をしております。
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- MX Nylonの形状は何ですか?
- 円柱状のペレットです。
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- MX Nylonはボトル、フィルム、シートの形状で供給可能ですか?
- 当社では、MX Nylonの樹脂ペレットのみを販売しております。ボトルやフィルムの入手先は、当社までお問合せください。
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- MX Nylonにはどのようなグレードがありますか?
- 用途や性能に応じて、様々なグレードをご用意しています。詳しくは、当社までお問い合わせください。
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- MX Nylonは滑剤を含んでいますか?
- ご要望に応じて、滑剤を含むグレードを紹介可能です。詳しくは、当社までお問合せください。
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- MX Nylonを用いた容器包装を成形するために、特別な装置は必要ですか?
- 一般的な容器包装の成形加工プロセスをご使用いただけます。
MX Nylonのブレンド成形物を作るためには、添加装置が必要な場合があります。また、積層成形物を作るためには、押出機や金型の設備導入が必要となる場合があります。詳しくは、当社までお問合せください。
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- MX NylonをPETボトルに使用する場合、どのような構成になりますか?
- PETにMX Nylonをブレンドした単層PETボトルや、PETとMX Nylonを共射出したPET/MX Nylon/PET構成の多層PETボトルがあります。
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- MX Nylonはどのように取り扱えばよいですか?
- MX Nylonのペレットは、0.1%以下の水分率まで乾燥された後に防湿包装されています。そのため、開封後改めて乾燥する必要はなく、そのまま成形に供することができます。取扱中の吸湿を防ぐため、吸湿防止設備を備えた容器、ホッパー類の使用をお奨めします。開封したまま長時間放置すると吸湿が進み、成形中に気泡や銀条が発生する原因となります。
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